さて
出航30分前になると人も多くなり
騒然としてきます。
今回は欠航は無いようです。
我々も無事乗船券をゲットできました。
往復で2000円也。この券は帰りに
加太港で返却するので紛失厳禁です。
天気が良いので乗船客は多めです。
近年外国人観光客も増えており
中国人の家族らしき集団もいました。
今回
我々は虎島上陸を目標にしているので
荷物は少なめです。まあ、少なめと言っても
他の手ぶら観光客から見れば
「そんな荷物持ってエベレストでも登んか?」
と言った装備ではあります。
我々二人だけメチャ浮いています。
浮きまくりです。(笑)
ザックだけで約30kg、他に手持ちで
釣竿とエサ、それに水5リットルです。
友が島へは約20分強、結構かかります。
和歌山側からは見えない島の裏側が
船着き場となっているのでグルッと
島を迂回しなければならないからです。
さあ!久々の友ヶ島上陸です。
やはり予想はしていましたが
友ヶ島の山道はかなりキツイです。
標識では約2.5キロ程となっていますが
アップダウンがキツイので体感的には
3キロ以上はありそうです。
ゆっくり歩いて4,50分位はかかります。
同行のI氏は、
徹夜明けもあって完全にバテ気味でした。
私も涼しい顔を装いながらも実は
かなりキテいました。
それでも
なんとか虎島へ着きました!
以前は繋がっていたであろう
細い通路?(今は飛び石)を渡ると
上陸できます。
海がメッチャ綺麗です。
風も気持ち良く感動ものです。
重い装備を背負って山道を来たので
余計にすがすがしく感じます。
虎島へは
かなりの引き潮だったので
難無く渡ることができました。
ここら辺の山肌は斜めに切り立っています。
かなりの特徴ある風景です。
船からも良く見えますが、なぜ?
このような岩肌になっているのでしょう?
推測の域を出ないのですが
もしかしたら砲台を築く石を
ここから切り出していたのでは?
とも思われます。
実際に虎島へ渡る道や今回キャンプした
場所などはかなり大きな石を多数
組み上げて作られており、現地調達無しに
これらの材料を用意するのは至難の業と
言えるでしょう。
さて
虎島に初上陸して程なく
私達はキャンプに絶好な場所を
見つけることができました。
そこは
左右に石垣があり風避けにもなり
さらに海へ向かって船着き場のような
足場も伸びています。
下地は大きな岩ですが
ほぼフラットなのもいいです。
正にキャンプしながら
すぐに釣りができる、パラダイスです。
すでに先人が開拓したようで
数々の戦利品?も残されていました。
さらにここは石作りのために
下地を焼いてしまう恐れもなく
焚火も可能です。
先人の残したかまどもあり
今回もありがたく利用させて頂きます。
薪となる材木も辺りに山ほどあり
さらには漂着したありとあらゆる
物品があり、難無く今夜の宴会場を
瞬時に設営できてしまいました。
↑今夜のメイン会場
そこら辺に落ちていた
大きなプラスチックのカゴと
パレットでテーブルを作り、
木の板でイスが完成です。
私は今回、コーナンで特売500円の
折りたたみチェア持参です。
(これは良かったです!)
荷物の関係からテーブルを
持参するのは無理ですが
椅子は持参できるなら、持ってきた方が
夜を快適に過ごすことが可能です。
今回、試験的にコーナンでたった500円で
売っていた椅子を持ってきましたが正解でした。
もっと高価な椅子でもいいのですが
たき火の火の粉で焼いてしまうと
台無しですから…。
絶対穴開けるし…。
これで十分です。
ビールケースはサイドテーブルに
たちまち変身しました。
まるでホームレスのようですが
何も無いよりは遥かに快適です。
すぐ後ろにテントを張れば
いつでも眠れます。
さらに
この場所はかなり魚影が濃いらしく
すぐ近くまで釣り船が多数やってきます。
向こうは船釣りですが、こっちは投げです。
今回はさっぱりでしたが
はまれば大漁間違いなしです。
今回は荷物の関係で
食材を余り持ってきてないので
現地調達すべく目につくものを
集めてきました。
1 アオサ
2 ワカメ
3 カメノテ
4 ヒジキ
です。
今回のキャンプ地すぐ下にて
潮が引けば石伝いに採取可能です。
アオサ
ワカメ
カメノテ
ヒジキ
実は…
私は全く知らなかったのですが
この時期は海藻採取シーズンであり
加太の海岸では誰も彼もが
ワカメ摂りに夢中なのでした。
翌日
友ヶ島を後にして加太の海岸沿いに
車を走らせていると岸辺で地元?の人が
ワカメ摂りをしている光景があちこちで
目に入りました。
この時は虎島ですし
私達以外に人はいないので
海藻シーズンだということは知らずに
採取しましたが…。
海藻って
本当に美味しいのですね。
再確認しました。今回。
特にごはんとの相性バッチリです!
ところで…
肝心の釣りはと言うと
絶好のポイント
絶好の天気にも関わらず
さっぱりです。
アタリ一つありません。
エサもつけたままの形で
あがって来ます。
いつもは前向きなI氏も
今回ばかりはネガティブな発言が
でる始末。
コーラでも飲むしかありません。
そうそう。
無人島では水分が大切ですからね。
次回は夜の部に突入します!
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